現在ではテレワークや在宅勤務といった働き方も認知され、会社員であっても自宅やカフェで仕事をする人が存在します。
「自宅では作業に集中できないので、仕事ができる場所を別に確保したい。」
「通常のコワーキングスペースはうるさくて作業に集中できないので、個室のコワーキングスペースを見つけたい。」
テレワークをしている会社員、または個人事業主の人の中には、このような悩みをお持ちの人もいると思います。
はたして、個室のコワーキングスペースというのは存在するのでしょうか?こちらでは、コワーキングスペースの定義から、個室の作業場を探している人を対象に、最適なサービスを紹介していきます。
コワーキングスペースとは?
コワーキングスペースとは、「様々な職種の人が1つの空間で共に働く」ことを言います。
英語での綴りは「Coworking Space」となり、次の意味が組み合わさった造語です。
- Co=共同の、共通の
- Working=働く
- Space=空間
コワーキングスペースの起源は、2005年頃にアメリカのサンフランシスコから始まったと言われています。
コワーキングスペースの特徴は、色んな職種やバックボーンを抱えた人達が、1つの空間や場所を共有して、それぞれの作業をすることです。
また、スペースを共有する以外にも、そこにいる利用者達がお互いに刺激し合い、共創していくのも特徴です。
日本でのコワーキングスペースは、個人事業主やスタートアップの起業家、副業を行っている会社員などを中心に利用が広がっています。
また、2020年に世界中で流行した新型コロナウイルスを機に、テレワークや在宅勤務といった働き方が認知されました。それまで事務所まで出社していた会社員も、現在ではテレワークとしてコワーキングスペースを利用している人がいます。
利用者同士が情報交換をしたり、アイデアや価値観を共有したりして、新しい仕事や発想を開拓していくこともできます。
コワーキングスペースに個室はある?
コワーキングスペースとは、共同のスペースで様々な職種の人が働く空間のため、基本的には個室がありません。
一応、現在ではコワーキングスペースの中に、半個室やブースタイプの個別スペースが設けられているところも存在します。
しかし、あくまでもコワーキングスペースの一部なので、1人用で完全個室ではありません。
「仕事上、個人情報を取り扱うので、セキュリティ対策が気になる。」
「2人以上から利用できる、個室のコワーキングスペースを探している。」
このような考えを重視するのであれば、コワーキングスペースよりもレンタルオフィスの利用がおすすめです。
セキュリティ重視や2人以上の個室を利用したいならレンタルオフィスがおすすめ

※画像はハローオフィス新宿
セキュリティ対策を重視したり、2人以上で個室を使いたかったりするのであれば、レンタルオフィスを利用しましょう。
レンタルオフィスは、鍵付き個室でセキュリティ対策がしっかりとしていたり、1人はもちろん2人以上から利用できたりします。資料を見られては困る方や、秘匿性の高い事業をしている方には特におすすめです。
インターネット環境もあり、デスクや椅子といったオフィス家具も、最初から個室に整備されています。
また、法人登記もできるため個人事業主や起業家、従業員が少人数の法人が利用するには最適です。
ハローオフィスで利用できるサービスは、次の画像を参考にしてください。
引用:ハローオフィス新宿の物件詳細情報をご案内しています!
※店舗によっては、一部提供していないサービスも存在します。
※複合機は白黒100枚、カラー20枚までは毎月無料で利用できます。
※共有のミーティングスペースは、毎日1時間まで無料で利用できます。
コワーキングスペース、レンタルオフィスの費用
コワーキングスペースは、レンタルオフィスよりも安い費用で利用できます。特にセキュリティ面や完全個室にこだわらなければ、コワーキングスペースの利用がおすすめです。
こちらでは、コワーキングスペースとレンタルオフィスの費用について、解説していきます。
コワーキングスペースの費用
コワーキングスペースには、「ドロップイン」と「月額プラン」の料金形態が存在します。
サービス内容や料金については、次の表を参考にしてください。
-
- 内容
- 料金
- ドロップイン
- 1時間だけ、今日1日だけなど、使いたいときに使いたい時間だけ利用できるサービスです。
- 1時間:500~1,500円
1日:3,000~5,000円
- 月額プラン
- いわゆる「サブスク」で、定額の利用料を毎月支払うサービスのことです。
- 5,000~30,000円
※料金はあくまで目安です。都心部や地方、運営会社によって金額は変わります。
たまにコワーキングスペースを利用するならドロップイン、週2回以上など定期的に利用するなら月額プランがおすすめです。
レンタルオフィスの費用
鍵付き個室でプライベート空間が守られているレンタルオフィスは、コワーキングスペースと比べると料金が高いです。
しかし賃貸オフィスと比べると、敷金礼金や仲介手数料がかからず、オフィス家具も揃っているため、初期費用を抑えることができます。
月額の費用についてですが、ハローオフィスを例に挙げると、以下の料金形態になります。
-
- 個室1名
- 個室2名
- ハローオフィス新宿
- 55,000円
- 88,000円
- ハローオフィス銀座
- 88,000円
- 154,000円
※立地や部屋の広さなどにより、料金が変わってきます。詳細な金額についてはこちらからお問い合わせください。
どちらも駅から徒歩10分以内と、好立地な場所に存在します。完全個室の作業場をお探しでしたら、ぜひハローオフィスの利用をご検討ください。
コワーキングスペースに関する、よくある質問
こちらでは、コワーキングスペースに関する、よくある質問について解説していきます。
- Q.コワーキングスペースは誰でも利用できるのですか?
- A.個人や法人問わず、誰でも利用できます。気になる人は、お試し感覚でドロップインからコワーキングスペースを利用してみましょう。
- Q.コワーキングスペースの問題点は何ですか?
- A.施設によりますが、次の問題点が考えられます。
- 音が気になって作業に集中できない可能性がある
- 共有スペースのため、セキュリティ面に不安がある
- 人が混んでいると、座席を確保できない場合がある
- Q.コワーキングスペースで話してもいいですか?
- A.施設にもよりますが、余程うるさくなければ多少の会話は問題ありません。その場での会話、電話やZOOMミーティングなどでの話し声は周りに配慮しましょう。
- Q.コワーキングスペースの費用は会社負担ですか?
- A.テレワークで生じた費用は会社負担が原則ですが、なかにはコワーキングスペースの利用を認めていない会社も存在します。そのため、テレワークでコワーキングスペースを利用したい場合は、会社や上司に直接確認してください。
- Q.無料で利用できるコワーキングスペースは存在しますか?
- A.無料で利用できるコワーキングスペースは存在しません。ただし、次のようなサービスやキャンペーンを行っているレンタルオフィスは存在します。
- 初めて利用するお客様を対象に、2時間の無料体験サービス
- 最低利用期間〇ヶ月以上の契約で、初期費用が無料!
まとめ
コワーキングスペースとは様々な職種の人達が、1つの共有スペースで、各々が作業する場所やサービスのことです。
もしも、完全個室でプライベート空間のあるコワーキングスペースをお探しでしたら、レンタルオフィスを利用してください。
オフィス家具が整備されており、鍵付き個室でセキュリティ対策もしっかりしているため、作業に没頭しやすい環境です。