スタートアップの起業家や手軽に支店を出したい企業の場合、レンタルオフィスを利用することは珍しくありません。
レンタルオフィスは場所と設備を同時に借りられるサービスで、初期投資を抑えることができます。
そんな初期投資を抑えられるレンタルオフィスですが、実際にかかる費用について、詳しく把握していない人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事ではレンタルオフィスに必要な費用、賃貸オフィスとの比較、東京都内主要エリアの料金相場について解説していきます。
レンタルオフィスにかかる主な費用は「入会金」「月額賃料」など
レンタルオフィスにかかる料金は、主に以下の4 つです。
- 入会金
- 月額賃料
- 更新料や修繕費用
- オプション料金
入会金
入会金は「前家賃+前共益費」として、事前に支払う初期費用です。
ハローオフィスを例に挙げると、入会金は88,000円かかります。
賃貸オフィスの場合は敷金礼金や仲介手数料、火災保険といった初期費用がさらに必要です。
立地にもよりますが、賃貸の初期費用は1,000,000円〜3,000,000円ほどかかるので、レンタルオフィスはかなり初期費用を抑えられます。
月額賃料
賃貸と同様に、レンタルオフィスにも月額の賃料がかかります。レンタルオフィスと一般の賃貸事務所を比べた場合、月々の家賃はレンタルオフィスの方が高いです。
しかし、レンタルオフィスにはオフィス家具やインターネット環境が完備されています。
初期投資を抑えられたり、初めから設備を利用できたりする点を考えると、利用期間によってはレンタルオフィスの方がリーズナブルです。
更新料や修繕費用
これはレンタルオフィスの契約内容にもよりますが、場合によっては契約を更新する際に更新料が発生します。
とはいえ、レンタルオフィスは「サービス利用契約」や「施設利用契約」といった形態が一般的です。
契約期間が1ヶ月単位からであるなど、更新料が都度かからない場合もあります。
また、ビル内の設備を壊したり汚したりすると、修繕費用を求められるケースがあります。
オフィス家具を壊すと、退去時に修繕費用を求められます。
ただし特に問題がなければ、退去する際に請求されるのはクリーニング費用のみです。
オプション料金
ビル内の設備を利用する際に、オプション料金としてお金がかかる場合があります。
たとえばコピー機や、会議室の利用などです。
ただしレンタルオフィスによっては、「会議室は最初の1時間は利用料金が無料」といったサービスを行っている場合があります。
また、施設内のドリンクバーや軽食などが、無料で提供されているレンタルオフィスもあります。
荷物受け取りサービスや、電話代行サービスについては、無料で対応してくれたり有料だったりと、レンタルオフィスによって料金体系が分かれるところです。
レンタルオフィスと賃貸オフィスの料金比較
こちらでは、レンタルオフィスと賃貸でオフィスを利用する際の、料金比較についてまとめたので参考にしてください。
-
- レンタルオフィス
- 賃貸オフィス
- 敷金/保証金
- 不要
- 賃料の3~12ヶ月分
- 礼金
- 不要
- 賃料の1~2ヶ月分
- 仲介手数料
- 不要
- 賃料の1ヶ月分
- 前家賃
- 2ヶ月分
- 賃料の1~1.5ヶ月分
- 前共益費
- 2ヶ月分
- 賃料の1~1.5ヶ月分
賃貸オフィスは、アパートやマンション契約と同様の賃貸契約書を結ぶ必要がありますが、レンタルオフィスは必要ありません。
レンタルオフィスの場合は、「サービス利用契約」や「施設利用契約」といった形態のため、契約期間が月単位の場合が多いです。
東京都内主要エリア|月額賃料の料金相場
こちらでは、東京都内の主要エリアごとで、月額賃料の料金相場をまとめたので参考にしてください。
- 場所
- 主なエリア
- 料金相場
- 中央区
- 日本橋、八重洲、銀座
- 45,000円~120,000円
- 港区
- 六本木、赤坂、新橋、浜松町
- 50,000円~160,000円
- 新宿区
- 新宿、高田馬場、四ツ谷
- 65,000円~170,000円
- 渋谷区
- 渋谷、恵比寿、原宿
- 60,000円~170,000円
- 豊島区
- 池袋、巣鴨
- 40,000円~120,000円
- 千代田区
- 丸の内、霞が関、神保町、御茶ノ水、神田、秋葉原
- 50,000円~220,000円
- 台東区
- 上野、御徒町、浅草
- 40,000円~100,000円
中央区は45,000円~120,000円
中央区の月額賃料の料金相場は「45,000円〜120,000円」ほどです。
中央区は日本橋や八重洲など、日本を代表する企業が本社を構えるビジネスの拠点です。
日本橋には大手金融機関や証券会社、日本を代表する企業が集中しています。
八重洲からは東京駅が近く(住所は千代田区)、東海道新幹線や東北新幹線などのターミナル駅で、日本中のビジネスマンが出張で集まりやすいエリアです。
港区は50,000円~160,000円
港区の月額賃料の料金相場は「50,000円〜160,000円」ほどです。
港区には、六本木や赤坂、新橋や浜松町といったビジネス街が多数存在します。
IT企業や、外資系企業が集中しているのが特徴です。
また表参道や青山、白金などお洒落で高級な印象を与えるエリアもあります。
また東海道新幹線が停車する、品川駅の住所は港区です。
新宿区は65,000円~170,000円
新宿区の月額賃料の料金相場は「65,000円〜150,000円」ほどです。
新宿には東京都庁がある行政の中心地で、高層ビルが多く立ち並びます。
また新宿駅は、世界一の乗降者数を誇るターミナル駅です。
高田馬場や早稲田エリアは大学が多く、常に新しい開発計画も進行するため、将来的な発展が期待できる街と言えます。
渋谷区は60,000円~170,000円
渋谷区の月額賃料の料金相場は「60,000円〜150,000円」ほどです。
渋谷駅周辺は若者の街としての認知度が高いですが、近年ではオフィス機能の強化も進んでいます。
山手線をはじめ銀座線や半蔵門線など、都内の主要エリアへアクセスしやすい路線も多いです。
また、2023年には「道玄坂通 dogenzaka-dori」や「渋谷サクラステージ」など、新しい大型商業施設が続々と誕生しています。
豊島区は40,000円~120,000円
豊島区の月額賃料の料金相場は「40,000円〜120,000円」ほどです。
豊島区の中心地である池袋駅周辺は、東口のような高級感あるエリアから、西口のように多数の小規模企業で賑わうエリアに分かれています。
また豊島区は高齢者に人気の巣鴨や、学生が多く集まるエリアもあり、多様性の溢れる地域です。
千代田区は50,000円~220,000円
千代田区の月額賃料の料金相場は「50,000円〜220,000円」ほどです。
千代田区には日本有数のビジネス街である丸の内エリア、官公庁が集中する霞が関があります。
また、神保町や御茶ノ水エリアなどは大学生が多く、学生の多い町でもあります。
東京駅は千代田区のため、交通面での利便性も非常に高いエリアです。
台東区は40,000円~100,000円
台東区の月額賃料の料金相場は「40,000円〜100,000円」ほどです。
台東区の中心エリアと言えば、上野駅周辺です。
新幹線も停車する東東京を代表するターミナル駅で、アメ横といった歓楽街がありながら、オフィスの多いビジネスエリアは静かで落ち着いています。
また、徒歩圏内である御徒町エリアは、上野駅周辺よりもレンタルオフィスの賃料が安い傾向です。
ハローオフィスの初期費用や月額賃料について
こちらでは、ハローオフィスの初期費用や月額賃料について解説していきます。
初期費用は88,000円
ハローオフィスの初期費用にかかる料金は、場所問わず88,000円とリーズナブルな価格です。
また時には「初期費用0円キャンペーン」と題して、初期費用が無料になるキャンペーンも行っています。
レンタルオフィスの利用を検討中の人は、初期費用の安いハローオフィスをぜひご検討ください。
月額の賃料は 1名利用 32,000円前後から
ハローオフィスの場合、立地や部屋の広さにもよりますが 1名利用なら 32,000 円前後から、6名利用なら 160,000 円前後からご利用可能です。
詳しい金額については、ハローオフィスのホームページからお問い合わせください。